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チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)

[ 文庫 ]
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)

・海堂 尊
【宝島社】
発売日: 2007-11-10

参考価格: 500 円(税込み)
販売価格: 500 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)
海堂 尊
カスタマー平均評価:  4.5
 とてもよかった。古くは山崎豊子の「白い巨塔」、近年では大鐘稔彦の「孤高のメス」とともに医学界を描いた傑作の一つに入れられるだろう。一気に読ませる。しかもこれらとは違って味のあるミステリーに仕上がっている点も秀逸だ。
 ただ一つ残念なのは、神経内科学教室の万年講師である主人公の田口が担当しているのが不定愁訴外来、愚痴外来である点だ。私も現役の神経内科医だが、脳や脊髄、筋肉、末梢神経などの疾患の専門医である神経内科医がなぜ不定愁訴外来を担当するのかまったく理解できない。著書は秀逸だが、元外科医、現病理医の著者の神経内科に対する理解が不十分なのは明らかである。あえて言えば心療内科の方が少なくとも神経内科よりはましな気がする。しかしそう言えば全国の心療内科医の先生にお叱りを受けそうではあるが・・・ たった一点を除いて秀逸!
『四日間の奇跡』を読んでかなりがっかりさせられて以来、<このミス大賞>作品に手を伸ばすことはなかったが、この作品の完成度は別格だ。現役医師でもある海道尊によって描かれる大学病院医局の現場は生々しく、慣れない医学専門用語の意味を理解しないまま俳優が発している『医龍』なんかよりも、めちゃくちゃリアルであることは間違いない。

そして、特筆すべきは<ロジカル・モンスター>白鳥圭輔の笑劇度だ。このキャラクターの強烈な存在感はあの<伊良部医師>にも匹敵する。上巻はその白鳥とコンビを組む田口公平のバチスタ手術中死をめぐる受動的な聴取調査が中心で、白鳥はまだ登場してこない。このアクの強いキャラの登場をわざわざ下巻までとっておいた作家の狙いは、本書の中で見事に成功している。静寂の壁をぶち破るような<火喰い鳥>の出現は、ハニカミ王子のドライバーショットなみのインパクトがある。

イリーガルでファイな白鳥も田口も、組織からハミダシたいわばオチこぼれだ。そのオチこぼれコンビがこり固まった旧態依然とした組織(本書の場合は医療チームだが)にメスをいれていく図式は、ある意味横山秀夫の小説や『踊る大捜査線』とも共通している。最近のヒット作の中に、こうした<組織に対する反抗>が描かれるのは、日本人(特に若い人)の中に白鳥や田口と同じ不平不満が渦巻いているからだろう。おかしくなった組織の膿を切除するのは、やはり組織の外にいる人間にしかできないのかもしれない。
ロジカル・モンスターと万年講師

おひとりさまの老後

[ 単行本 ]
おひとりさまの老後

・上野 千鶴子
【法研】
発売日: 2007-07

参考価格: 1,470 円(税込み)
販売価格: 1,470 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
おひとりさまの老後
上野 千鶴子
カスタマー平均評価:  3.5
ある程度資産を持ち、安定した生活を築いている
おひとり様向けの老後指南書。
結構実現可能な内容も多いように思えますが、なんか
能天気なイメージが崩せないのはなぜなんだろうか?
おひとりさまの指南書
なんだか「老後の一人は寂しい・・・」という考え方が、世の中の多くの人が持っているような気がするが、そうは考えない人もいるんだな?と今まで触れたことのない価値観に出会えて、新鮮な感じです。(実際、家族、親族関係がうまくいっていなかったら、誰といてもストレスなわけだし、人の中にいても寂しさは感じるし、余計に強調されたりもするし・・・)
私自身、現在おひとりさまであるし、疎遠な両親の介護は期待されても困る。社会学をかじり、医療・福祉業界で働いているので、いろんな意味で面白く読むことができた。上野さんのきれいごとではない軽快な物言いには、私は慰められたり、前向きになれた。
最後のほうにある、<介護される側の10か条>、面白かったです。 共感&新しい価値観
シングル女性が増え、また女性の寿命が男性より長い現代にあっては、当然このような本が出てきて当たり前と思う。でも果たして本書を読んで「おひとりさまの老後」に希望が持てるかといえば、「No」ではないか?

孤独に立ち向かう方法は、人それぞれ。上野氏の描くものとはかけ離れたところでしっかり「おひとりさま」を生きている人もいると思う。介護の問題、お金の問題などは参考になる部分も多かったけれど、大学教授ということもあるのか、どうも書物や論文からの知識が前面に出て現実味に欠ける。
実際の「おひとりさま」をもっとリサーチして、ルポの形で発表したほうが読者を満足させられたのでは?

いずれにせよ、40代半ば、働き盛りの亭主と手はかからずとも金のかかる二人の子供に囲まれている私にとっては、まだちょっと手にとるのは早すぎたかも。 「おひとりさま」の中身
私は、親も配偶者も子供も姉妹すらいない「おひとりさま」です。タイトルに惹かれて購入。すでに自分の老後対策として考えている範疇の内容でした。この本は、私のように自分の老後に戦々恐々として、対策を立てている人よりも、自分が「おひとりさま」になる自覚がない人が読むといいんじゃないでしょうか。ちょっと負け犬の遠吠え的な匂いを感じました。もちろん人はそれぞれの考え方でいいのですか。 わたし、おひとりさまなんですけど
上野千鶴子の他の著作でもでてくる「シングルアゲイン」「みんな最後はひとり」という言葉から始まり、
介護問題に続き、最後に遺言・孤独死・墓などの話となる構成。
実務的に使えそうなものは後半が主で、この部分が一番おもしろかった。

学者に市井の風情や儚さを求めてはいけないとは思うが、
この本に書かれているものは一部のシングルの女性の不安軽減や力付けになるだろうが、
何もかも自分で切り開き、自己決定し、多くのカネも友人もあるシングルの女性にしか通用しないような気もする。
そんなひとはシングル女性の1割もいるのかしらん。
その意味では、一般シングル女性は、
『老後がこわい』(香山リカ)のほうが身近に感じるのでは。

ただ、この本から『遺品整理屋は見た!』を知って読み、『死体とご遺体』にもつながったのは幸運だった。

最後に、上野氏が軽いタッチをねらってか、
この本で「プッツンきた」「オタッキー」などの死語を平気で使っているのをみると、
彼女のよく使うそこらの「オヤジ」と似ているといったら、怒られそうだ。 イマイチでした…

ソムリエール 4 (4) (ヤングジャンプコミックス)

[ コミック ]
ソムリエール 4 (4) (ヤングジャンプコミックス)

・城 アラキ
【集英社】
発売日: 2007-11-19

参考価格: 530 円(税込み)
販売価格: 530 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
ソムリエール 4 (4) (ヤングジャンプコミックス)
城 アラキ
松井 勝法
カスタマー平均評価:  4
 さて、発売月にボジョレー・ヌーボが発売されましてこれに合わせての発売なのかは判りませんが、4巻目となりました。
 物語も段々と深まり、主人公がワインを探します。けど、ワインの種類はある程度限られていますので、そろそろ纏めないといけません。同じ作者の城アラキ氏の「バーテンダー」の法が物語として幅もあり一日の上長に長けている感じがします。巻末などにワインに関する蘊蓄あります。解説者は亜硫酸塩を添加しないワインは飲むに耐えないと書いています。けど、亜硫酸塩(亜硫酸ガスだが)を添加しているワインを飲むと頭痛、吐き気を催す人もいます。こういう人にはワインを飲むなと言うことなのか?なら、そう言う人にもおいしく飲めるような方法を書くべきです。
 話としては相変わらずの暗いムードの話ばかりなのも頂けません。五つ星つけるのもここまで、次巻もこんな展開なら期待は出来ません。ワインをチヤホヤもてはやすなら同じ醸造酒である日本酒の法が遥かに高度な醸造法なんですけど。 そろそろ
赤、ロゼ、白(緑だったけど)ときてシャンパンゴールドですか
アイデアは買うけど次はどうするつもり?
私もソムリエの端くれとして読んでますが肝心の主人公が未だ魅力的に見えません
この表紙が暗示してるように4巻ぐらいで大団円する方がダラダラ長く続けて傷口を広げて終了するより良かったのではないでしょうか?
もはやワインは過去のブームなのか?

HiVi (ハイヴィ) 2007年 12月号 [雑誌]

[ 雑誌 ]
HiVi (ハイヴィ) 2007年 12月号 [雑誌]


【ステレオサウンド】
発売日: 2007-11-17

参考価格: 1,200 円(税込み)
販売価格: 1,200 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
HiVi (ハイヴィ) 2007年 12月号 [雑誌]
 
カスタマー平均評価:   0

21世紀少年 下 (2) (ビッグコミックス)

[ コミック ]
21世紀少年 下 (2) (ビッグコミックス)

・浦沢 直樹
【小学館】
発売日: 2007-09-28

参考価格: 550 円(税込み)
販売価格: 550 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
21世紀少年 下 (2) (ビッグコミックス)
浦沢 直樹
カスタマー平均評価:  3
この巻ではやはり最後の学校の屋上でのシーンが印象に残りました。
きっと第2のともだちはケンジと一緒にロックをやりたかったのでしょう。
その正体もついに明かされます。

ただ、ここにきて無理やり終わらせてしまった感は正直否めません。謎も残りました。
それでも全体として見れば名作と呼ぶにふさわしい作品だったと思います。 

最後に、
第2の友達はなぜ自分を20世紀少年だ、と名乗ったのか。

「ともだち」であり「友達」ではなかったフクベエ。
第2のともだちは少年時代(20世紀)から大人(21世紀)になっても顔も覚えてもらえないような相変わらずの人生を送っていたのでしょう。

そのフクベエからの連絡、そして死。
第2のともだちになってしまった今、もはや自分の本当の顔を知る者は誰一人いなくなってしまった。
自分の時間、存在は20世紀で止まっている、と。

浦沢先生、長い間連載おつかれさまでした。






友達になりたかったケンジ。
連載当初はすごい期待感で読んでいました。二人目の「ともだち」あたりからは嫌な予感がしつつも読み続けており 面白いと もういいよの気持ち半々で読んでいました。
21世紀になってからは連載も不定期でどうやってまとめて終わるのかばかりが気になっていました。トータル的には楽しんで読んでいたんだけどなあ…という感じですね。
実写映画版はどうなるのかなあ…。見るのだと思いますがね。 うなってしまうな
 希代のストーリーテラーとして人気の高い浦沢直樹の『20世紀少年』が最終回を迎えた。しかしその内容は、読者の間で話題となった数々の謎が消化不良のまま、半ば力業とも言える強引さで終わった感が強い。当然、読者からは賛否両論が巻き起こっている。

 浦沢はインタビューで、読者が「ともだち」の正体にばかり興味を持っていると批判していたが、これだけ思わせぶりな伏線で煽っておいて、それに読者が乗ったことを批判するのは筋違いだろう。間違いなく浦沢は「ともだち」の正体を作品の目玉にした。しかし連載が進むうちに、さまざまな伏線を納めきれなくなった。だから「ともだち」の正体は物語のメインではないと言い出したのだと思う。結果、一応の理屈は通っているが、これだけ大きな物語には決してふさわしくはない最終回となった。

 しかし、それでもなおこの作品は「名作」であると断言する。なぜなら、連載中にこれほどまで私たちを楽しませてくれた作品はないからだ。予測不可能なストーリー展開と無数に張り巡らされた伏線で、読者はどれだけ楽しんだことだろう。もし浦沢が最終回を綺麗にまとめることを意識して、キャラクターやエピソード、伏線を最小限に抑えていたら、はたして私たちはこんなに楽しむことができただろうか。

 もちろん、物語を最大限に膨らませ見事に納められるならそれが一番だ。しかし、そんなことが人間にできるのだろうか。もし連載は盛り上がらないが最終回の綺麗に決まった作品と、物語は盛り上がるが最終回は尻すぼみな作品のどちらを選ぶかと尋ねられれば、私は迷うことなく後者を選ぶ。いつやってくるかわからない最終回に期待して、つまらない連載を読み続けるほどお人好しではない。浦沢は連載を盛り上げた。この一点だけで、私はこの作品を「名作」であると思う。

 まだ読んでいないあなたに勧めたい。『20世紀少年』は名作である。 名作

よく解らんかったっす!最初の頃は不思議な世界観で楽しく読んでいたのですが謎が解明?されるにつれてだんだんつまんなくなっていった感じがしました。謎が謎のまま終わったら「おいっ!!」って思ったでしょうが謎が謎だった頃の面白さが、後半その謎が解明されていく過程にうまくシフトしていかなかったと思います。面白くないからダラダラ読んだこともあって最後まったく面白くなかったです!!

ただ、コミックの表紙のデザインはいつもかっこよくて好きなため、ブックオフ行きにはならないと思います。 ジャリ穴!って響きが好き!
超のつく傑作「二十世紀少年」全22巻の続編(上下2巻)。私にとって「二十世紀少年」はあれで十分に完結していたから、もう後日談は要らなかった。いったいこの上、何を持ってきたら、さらに読者を満足させられるというのだろう?もう、どうしたって無理ではないか。

そして危惧は当たった。「何これ?」というのが正直な気持ちである。「どうして?」「何で?」「これ誰?」・・・。そこに作品がある以上、読みたくなるのは人情だ。しかしこれは、読むべきではなかった、とまで言いたくなる作品であった。作者は、画力の高さなど基本技能では傑出した能力をもつ人である。テレビで見た制作風景からも、この人が如何に高い水準で勝負しているかがよくわかる。手塚治虫の衣鉢を継ぐ資格をもつ現代最高のまんが家であると思う。だがこれは、実に残念なことに、その熟練した手練手管で描かれた「蛇足」でしかない。
竜頭蛇尾

マーボー豆腐は飲み物です。×ViVi

[ 単行本 ]
マーボー豆腐は飲み物です。×ViVi

・若槻 千夏
【講談社】
発売日: 2007-11-01

参考価格: 1,200 円(税込み)
販売価格: 1,200 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
マーボー豆腐は飲み物です。×ViVi
若槻 千夏
カスタマー平均評価:  4
ブログ自体は、本が出る前から読んでいました。改めてブログを読んでみるとおもしろい!!
日に日に笑えてきます。今まで若槻さんのブログを読んだことがある人もない人もぜひもう一度、読み返して・読んでもらいたいですね!
本の最後にある若槻さん作の絵本は、最初の読み始めはちょっとばからしいと感じますが、だんだん読んでいくうちに、何か深い意味があるような気がしてきます。きっと若槻さんだからこそ書けた絵本だと思います。
一度読んでみてください。 若槻さんの世界観
おなじみブログから出版化されたタレント本。自身も若槻のファンだがこれはあまりにもいただけない。ブログからの推敲と加筆のもと出版されてるけどファンなら買うのか?ただ頭悪そうな女がファーストフードやコンビニでバカ話してるレベルか。写真集と違い若槻のいい所がでてない、所詮タレント本は駄作というイメージを増長させる一冊。TVではそこいらの、芸人より面白かっただけに残念である。 井戸端会議レベル
定番の芸能人ブログ本です。しかし、内容は結構充実してます。ブログを読んだことがない人はとくに面白く感じるでしょう。彼女はバカです。しかし、頭がいい人です。バカを一生懸命生きている人間です。読めば、ただのバカではないことがわかるでしょう。彼女に対するイメージも変わるかもしれません。彼女をバカにしている人は先入観を捨てて読んてみてください。意外に、自分の努力不足を痛感されられるハメになるかも…。また、彼女もブログで言っているように、つまらなければ売ってしまえばいいんです。是非一度読んでみてはいかがでしょう。 イメージが変わるかも
あとがきでご本人が言及されているように、正直、インターネットでタダで見られるものを書籍にして売る、というところが一番の心配でした。

本書を見て、時系列での見易さが格段に良いことに感心しました。そこらへんのタレント本に比べたら、1ページあたりの密度は格段に濃いものがあります。

1ページ3列構成で、年表のように時系列で並んでいる点は、ちょうどいい密度で日記を見やすい配置(ブログのような写真+文章の縦長ぎみの配置)で書き溜めたような感じになっており、ぱっと読み進めるのには絶妙のバランスになっています。

写真集や絵本というオマケも興味深いですが、それ以上に本編であるブログ部分がうまく書籍化されて書籍ならではの良さを出しているのが本書の素晴らしいところです。

大日本印刷ならではの発色・色のこだわりも含めて、月別に地色・文字色を色相別で変えながら構成するなど、9ヶ月分の集大成としての意欲と誠意を感じました。 ブログが書籍になるメリットを具現化してくれた
若槻さんのブログがベースとなっている、彼女の素が分かる本。大幅な加筆修正も行われている。
ブログは彼女が即興で書いているので、単刀直入な(悪く書けば薄っぺらい)部分があるが、
この本では推敲されているので、彼女なりの深みが出ている。
またブログでは、たまにしか出てこない日常のファッションもふんだんに載っている。
私は興味があるので買いましたが、特に興味がない人には???の部分があっても仕方ない。
まずはブログを読んでから購入の是非を決められることをお勧めします。
星については本のために加筆されている部分に敬意を表して4つにします。 まずはブログを読んでから

Myojo (ミョウジョウ) 2007年 12月号 [雑誌]

[ 雑誌 ]
Myojo (ミョウジョウ) 2007年 12月号 [雑誌]


【集英社】
発売日: 2007-10-23

参考価格: 580 円(税込み)
販売価格: 580 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
Myojo (ミョウジョウ) 2007年 12月号 [雑誌]
 
カスタマー平均評価:   0

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

・サイモン シン
【新潮社】
発売日: 2006-05

参考価格: 820 円(税込み)
販売価格: 820 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
フェルマーの最終定理 (新潮文庫)
サイモン シン
カスタマー平均評価:  5
かつて全く別々の現象と考えられていた電気と磁気、それが19世紀になって密接に関係していることが明らかとなった。著者はワイルズの偉業を、物理学での革命的発見に喩えてわかりやすく表現しています。
しかしそれが、「ある楕円方程式のE系列は、おそらくどれかの保型形式のM系列になっているのではないか」という谷山=志村予想を証明することでもあった、となるとちんぷんかんぷんに思えてしまうかも知れません。

でも大丈夫です。本書は数論の難解な論理展開には深入りせずに、しかしながらポイントは押さえ、フェルマーの定理が世に出てから330年間(ピュタゴラスから数えると2500年です!)に起こった数学会の一つのドラマを一気に読ませてくれます。
その魅力は、オイラーが解いたケーニヒスベルクの7つの橋の問題や、ロイドの"14-15"パズルといった少し難しいですが何とかついていけるような問題がちりばめられていることと、共和主義者で決闘に倒れたガロアや31歳で結婚直前に自死した谷山ら数学者の衝撃的な生き様にまで踏み込んでいることに求められるかもしれません。

そして、私にとってもっとも印象的だったのは、1993年の証明に欠陥が見つかってからの1年余りのワイルズの粘りでした。それは、フルマラソンを走った後に、もう一度ハーフを走るようなものだったかもしれません。この人間的な強靭さこそ、ワイルズが成功した一番の理由でしょう。

訳者の文庫版あとがきにあるように、シンの「人間への暖かいまなざし」も、このドラマを高潔なものとしています。 330年のドラマ
新聞報道を見た時、フェルマーの定理が証明された!?それって凄いこと?とずーっと思っていました。
本書を読んで、フェルマーの定理を証明することがどれほど凄いのか、とんでもない偉業であるかを理解しました。その証明に日本人数学者が貢献していることも知りました。そして、普通なら挫折してしまう苦境を乗り越えたワイルズに感動しました。
本当なら難解なはずのこの物語を、知的興奮とともに一気に読ませてしまう著者とその翻訳も素晴らしい。
感動の人間ドラマ
面白くて1秒でも早く読破したい本は山ほどあるが、面白くて1秒でも早く読破したいが読破してしまうともう先が読めなくなって深い悲壮感に襲われることを覚悟しなければならないという「自己言及のパラドックス」が味わえる数少ない良書である。 自己言及のパラドックスが味わえる良書
タイトルだけだと誤解しかねないですが、定理の証明が載っている訳ではありません。(だいたい、証明自体はとても常人に理解できるものではありません。)これは、非常に秀逸なノンフィクション・ドラマです。小説好きな文科系の方には是非読んでみて欲しいと思います。中学校で習った「ピタゴラスの定理」さえなんとなく知っていれば、読むのに何の苦労もありません。読み出したら一気です。次の日が休日であることを確認してから読んでください。著者も素晴らしいですが、このような題材の文章を、軽快且つ平易に訳している訳者もとても素晴らしいと思います。快作。 数学嫌いでも、ドキュメンタリー好きなら必読。
「ここで終わりにしたいと思います。」(本文より)

この本は、数学の本でも理系の本でもなく、数学の歴史に根づいた、ばかでかいスケールの人間ドラマである。

思うに、科学や数学などの理系の物語は、おうおうにして、他の種類の物語よりも壮大なロマンとドラマティックさを含んでいる。
著者はそうしたドラマをわかりやすく書いているため、門外漢でも非常におもしろく読みやすい。
たとえば、ワイルズ博士がフェルマーの最終定理を照明したのが、妻の誕生日プレゼントになるなど、ドラマティックな物語が展開される。

結局、フェルマーの最終定理については、最初から最後までさっぱりわからなかった。
にも関わらず、読後はなんともいえない充実感がある、なかなか稀有な本。 ドラマティック

自虐の詩 (下)

[ 文庫 ]
自虐の詩 (下)

・業田 良家
【竹書房】
発売日: 1996-06

参考価格: 591 円(税込み)
販売価格: 591 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
自虐の詩 (下)
業田 良家
カスタマー平均評価:  4.5
働かない夫、イサオと尽くす内縁の妻、幸江のギャグ四コマだ。

それだけならばよくできた漫画なのだが最後の神懸り的な展開によって屈指の名作となった。

下では幸江の生い立ちがさらにクローズアップされている。父子家庭の上、その父親が真性のだめ人間という生まれながらにして不幸を背負った幸江。彼女は貧乏ゆえに盗みを犯す。しかし幸江の悲しいことは開き直ればよいもののそれができない小心者で、また、吹けば飛ぶような関係の友達を失いたくないがために嫌われ者である親友の熊本を捨てるなどと幸江自身、非常に弱い。

その彼女がラストに発する文言は究極の人生賛歌である。不幸の極みにある彼女だからこそ意味があるのだろう。

これは泣くしかない。 人生賛歌
粗暴さというのは、ようするに、動物としての人間そのままのカタチのように思う。
幸江には表現界のセオリー通り(哀笑)、やはり表面的にはまったく幸がない。
けれど、痛い体験を重ねるうち、全面的な人間肯定へとたどり着く。
「それはそれでいて素晴らしい」という境地。
ほかの方のレビューを読んで思ったけど、なるほど、やっぱり人間が一回転しないと
たどり着けない境地かもしれませんね。
傷ついてきた人になら、きっとわかるお話しだと思います。
しかし、この物語を、むりやり4コマでやっつけた業田義家は、やっぱりスゴイ!
この人の作品には「真実」を感じますね。
他にもタイトルは忘れたけど「ダッチワイフの話」だったり「中華料理屋のオヤジ詩人の話」とかもあって、
それぞれに佳作だと思います。興味がある人は探してぜひ読むべし。 愛すべき粗暴さ(その2)
 折に触れて読み返したくなる、そんな泣き笑いのような味のある四コマ漫画の至宝だとおもいますねぇ>『自虐の詩』  この文庫・下巻では、森田幸江(ゆきえ)の少女時代、学生時代の思い出がメインになっています。
 慢性金欠症の自堕落な父親のキャラもさることながら、その何倍も印象に残ったキャラが熊本さん。中学生時代の幸江の心の友。幸江に向かって熊本さんが言う台詞のいくつかに、心をがしっと掴まれました。友を選ばば三銃士ならぬ、幸江の友を選ぶんなら断固、熊本さん、てな感じ(きっぱり)。今月下旬に公開予定の映画に、ぜひ!熊本さんが出てきますように。てぇくらい、すっかり、熊本さんのファンになってしまった。
 そして下巻のおしまいのほう、幸江がある人物と再会する件りは、胸がじんとしびれて熱くなりましたねぇ。ラスト一頁。気がついたら、涙が出ていました。 ラスト10頁の展開に、胸が熱くなった
雑誌連載のときではなく、書籍化されてから読んだ。
上下巻あるが、上巻は主人公(幸江)が、乱暴亭主にこれでもかと虐げられる。
それでも「あんたを好きだよ」と言う幸江。
上巻だけだと、ただのギャグ4コマ漫画なのだが、
下巻の最後数十ページから思いもよらぬ展開を見せるんだな、これが……。

上巻と下巻は、まったく別の本だと言ったほうがいい。
下巻は「人の人生とは何か」を哲学させてくれる。そしてラストシーン……。

「日本一泣ける4コマ漫画」と言われているが、
たしかにこの最後は泣ける。

人生の奥の深さを感じさせてくれるだけに
中年の私にはぐさりと来るところもあり、泣けるところもあり、
なかなか忙しい。

業田の最高傑作であることだけは間違いなし。
読んで絶対に後悔はしないはず。

やっぱり「名作」だよなあ……
15年ほども経って読み返させるのだから、名作には違いないだろう。
ただ、上巻よりはおもしろかったが、連載当時の、期待したような感情の高ぶりはなかった。もう若くないのだろう。
そんな寂しさを覚えた、束の間のセンチメンタルジャーニーだった。 熊本さんにこそ幸あれ

電撃大王 2008年 01月号 [雑誌]

[ 雑誌 ]
電撃大王 2008年 01月号 [雑誌]


【角川 (メディアワークス)】
発売日: 2007-11-21

参考価格: 680 円(税込み)
販売価格: 680 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
電撃大王 2008年 01月号 [雑誌]
 
カスタマー平均評価:  4
と言うよりも、メディアミックス展開と言った方がいいですね。やはり最近のトレンドとしては原作ありきの方が漫画雑誌としても売れるからでしょうかね。新連載の漫画も絵は精密に描き込まれていて、見応えはあるが、どのようになっていくかは見物です。それにしても、シャナの等身大ポスターって…。 ノベルのコミカライズ

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 更新日 2007年11月26日   ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク